らむだや日記

日々の生活で経験したこと、感じたことなどをつれづれなるままにつづっていこうと思いますが、みなさまのお役にも立てれば幸いです。

2018年05月

こんにちは、らむだやです。前回5/25のアーセナルに続いて、プレミアリーグのビッグ6に関する私見を述べていきたいと思います。今回は、マンチェスター・ユナイテッドです。 

 

モウリーニョ体制2年目の今季は、残念ながら無冠に終わりました。これまでに補強に費やした金額を考えても、来年は真価を問われる年になるでしょう。 

 

そもそもから話を始めますと、私はモウリーニョのサッカーが決して嫌いではありません。かつて(初めて)チェルシーを率いた時、サッカーがつまらないという批判が常につきまとっていましたが、ドログバとロッベンやランパードを軸にしたハイパーカウンターは非常に迫力があり、つまらないと感じた記憶はありません。レアルでも、C・ロナウドやエジルを軸にしたカウンターは恐ろしく鋭利で、得点の匂いがプンプンしていたと思います。 

 

しかしながら、はっきり言って今シーズンのマンUのサッカーはつまらなかったです。私の好みが変わったのでしょうか?いや、多分そうではないはず。カウンターに鋭さがなく、攻撃が単調だったのです。最終戦のFAカップ決勝でも、攻撃の迫力を全然感じませんでした。これでは、プレミア優勝に手が届くとは思いません 

 

来シーズンは、モウリーニョのことなので更なる補強をした上で、カウンターに磨きをかけて覇権奪回を狙うものと(希望も込めて)思いますが、それではどこがマンUの補強ポイントなのでしょうか。 

 

まず、今シーズン最前線に鎮座したのはルカクです。今シーズンのルカクは、期待されたほどの活躍ができなかったと思っています。もともとエバートンにいたときから、頻繁に攻撃に絡むタイプというよりは、数少ないチャンスが到来したときに怪物ぶりを発揮してゴールをゲットするという印象でしたが、それにしても今シーズンはチャンスの数が少なかったと感じます。エバートンよりはマンUの方が、チャンスの数ははるかに多くないといけないはずなんですけどね。 

 

とはいえ選手のタイプとしては、かつてのドログバ同様、スピードもフィジカルも決定力もあり、カウンターサッカーにぴったりとはまりますので、来シーズンもルカクが前線の軸になることはほぼ間違いないでしょう。中盤のチャンスメイク回数が増えれば、彼のゴールも増えてくると期待しています。 

 

ルカクの後ろでウィング的なポジションを取るのが、A・サンチェスとリンガードです。サンチェスは、5/25のアーセナル編にも書いたとおり、個人的に世界最高峰の選手の一人と思っているのですが、マンUに行ってからすっかり存在感が希薄になってしまいました。アーセナル時代の、相手を翻弄するかのようなボール捌きがほとんど見られないのです。精神的な問題でも抱えているのでしょうか?まだチームにフィットしていない?純粋なウィングタイプではないので、モウリーニョの戦術との相性もあるのかもしれません。ただ経験上、移籍1年目のパフォーマンスだけでその後の活躍ぶりを推し量るのは難しいと思っています。選手としてのクオリティに疑いは無いので、来シーズンに期待したいところです。もう一人のリンガードは、地味ですがモウリーニョが「成長した」と評価していましたね。ただし、地味です。個人的にはそこまで補強の優先度が高いとは思っていませんが、直近ではレアルのベイルにオファーを出したとの報道も見られます。ルカク・サンチェス・ベイルの夢の3トップが実現するんでしょうか。ただ私は、サンチェスもベイルも、左サイドで最も真価を発揮する選手と思っています。ベイルがレアルで今ひとつ存在感を示せていないのも、C・ロナウドに追いやられて右サイドにポジションが固定されているのが一因と思っています。そういう意味ではサンチェスとの共存が可能か、難しいところです。なお、ラシュフォードも良い選手と思っていますが、彼はウィングよりもセンターフォワードタイプと評価しています。ルカクという怪物がいる以上、活躍の場は限られてしまうかもしれません。 

 

中盤は、ポグバ、マティッチ、エレーラが今シーズンのファーストチョイスだったと思います。ポグバは、高い移籍金に見合った活躍ができていないとの批判もありますが、個人的には今シーズン、マンUでほぼ唯一観ていて楽しかった選手です。ボールを持ったときのキープ力、スキルフルなアイデア、前線に出ていく迫力はすばらしく、むしろ高い移籍金に納得させられました。大事な試合で点を取ってチームを勝たせてもいますし、彼こそが覇権奪回のキーマンと思っています(モウリーニョとの軋轢の噂が若干、不安です)。次にマティッチですが、彼も非常に貢献度の高い選手です。圧倒的なボールキープ力を持っていますし、フィジカルも強い。まさに攻守の舵取り役となっており、替えの効かない選手です。チェルシーで、あのセスク・ファブレガスを控えに追いやったのも分からなくはない高いクオリティで、ポグバと並んで中盤の要です。この2人に比べるとエレーラは、悪い選手だとは思いませんが存在感がそれほどありません。ここは一つの補強ポイントになりうると思います。なおマタは、もうマンUで戦術的に必要な選手と思えません。他クラブに行った方が彼自身も幸せではないでしょうか。フェライニは、エバートンにいたころはけっこう好きな選手だったんですが、マンUではよく分からない存在になってしまいました。彼の適性はボランチではなくて攻撃的MFと思っています。技術はないけどフィジカルでごりごり押して、最後はヘディングでドン!みたいな。彼の価値を見直してポグバと並んで二列目で使う選択肢もありとは思うものの、報道が正しければ退団の濃厚のようですね。 

 

そしてディフェンスです。センターバックは後半、スモーリングとフィル・ジョーンズでしたが、あまり安定感がありませんでした。ただ怪我がなければ、バイリーはいます。今シーズン獲得したばかりのリンデロフは駄目なんでしょうか。あまり見る機会が無かったのでよく分かりません。リンデロフの計算が立たないなら、一枚補強すべきなのでしょう。そしてサイドバック。右サイドのバレンシアは、前はウィングだったのをサイドバックの駒不足もあってコンバートされ、本職では無かったものの過去数シーズン安定感のあるパフォーマンスを見せてきたと思います。やはりウィング上がりだけあって、攻撃の鋭さに目を見張るものがありました。ただ年齢的にも32歳、今シーズンはさほど高いパフォーマンスを示せなかったと思います。ここは補強が必要です。さらに、左サイドは、ルーク・ショーやダルミアンなどいますが、結局アシュリー・ヤングが使われていました。この選手もバレンシア同様、マンUに来たときはウィングだったのがいつの間にかサイドバックになってますが、バレンシアと違って、何が良いのかさっぱり分からない選手です。ウィングだったころから突破力に疑問を持っていましたし、守備力もさほど。守備時の献身性はあると思いますが、なんか自分でボールロストして戻ってきている印象です。ルーク・ショーが報道通りモウリーニョとの不和で戦力外なら、左サイドバックが最優先の補強ポイントと断言できます。そもそも、現代サッカーにおいてはサイドバックの重要性が極めて高く、ここがおろそかだと、いくら前線・中盤に良い選手を並べても安定した成績は残せないと私は思います。だからこそマンCのグアルディオラも、今シーズン大枚をはたいて両サイドを3枚も補強したのでしょう。 

 

最後にゴールキーパーですが、言うまでもなくデヘアは世界最高峰の守護神です。彼が移籍しないのであれば、それでOKです。 

 

というわけで、補強ポイントはとにもかくにも両サイドバック、あとはセンターバック一枚と中盤一枚、余裕があればウィング一枚というところでしょうか。私はマンCが嫌いなわけではないですが、せっかくの戦国時代、2連覇されるのも癪なのでマンUにはひとつ頑張ってほしいところです。 

 

それでは、また! 

ワシントンDC旅行の2日目です。朝食は前日に買ったダンキンのドーナツで軽く済ませ、ホテルをチェックアウトしました。まずスミソニアン自然史博物館に行こうとして、ホテルから歩いて10分程度歩いて9時前頃着いたところ、この日は開館が10時からだと分かり、計画変更せざるを得なくなりました。

 

それで、私が行きたいと思っていた連邦議事堂に目的地を変えて、ウーバーで移動しました。
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なぜ行きたかったかというと、1日目の記事と同じなのですが、ダン・ブラウンの「ロスト・シンボル」でここが最初の大きな舞台となるからです。


 

小説の登場人物同様、セキュリティゲートを通過してビジターセンターの中に入ります。
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私が見たかったのは、最上部にあるロタンダ(円形大広間)です。「ロスト・シンボル」で天井画の説明を読みましたが、本当に小説の説明のような絵なのか自分の目で確かめたかったのです(どんな説明かはここでは書きませんが、アメリカの連邦議事堂の絵がそういう意図のものだとは、「本当かね!?」と思ってしまったので)。

どうもロタンダを見るためには見学ツアーに参加しないとダメなようです。時間的に厳しいかなとあきらめかけたのですが、ちょうど次のツアーがすぐに始まるということだったので、参加してみました。

見たかったロタンダの天井画を、無事見ることができました!
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確かに、小説の説明のとおりのように見えました。

 

小説だとここで最初の大事件が起きるのですが、空間の感覚は思っていたのとちょっと違いました(もっと広くて人のまばらなところだと思っていました)。

 

私が見たかったのはロタンダだけなのですが、見学ツアーなのでビデオを見たりいろいろ寄り道して、結局1時間以上かかりました。子どもたちは連邦議事堂よりもスミソニアン博物館に行きたいため、途中から「早く行こーよ」とブーイングです。。。

時間も限られているため、再びウーバーに乗って11時頃スミソニアン自然史博物館に到着しました。ワシントンの博物館は入場料無料なのがすばらしいですね。

 

子どものお目当てはやはり恐竜です。
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ニューヨークの自然史博物館の恐竜展示もすごいですが、こちらもなかなかのものです(しかも、ニューヨークと違って無料です)。

 

有名なホープダイヤモンドも見ることができます。
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個人的にもっとも興味深かったのは人類の進化についての展示です。大昔の猿人、原人から、我々ホモ・サピエンスに至るまでの進化の道筋が展示されています。
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ちなみに、写真を取ってくれるコーナーがあり、そこでは一つの猿人・原人を選ぶと、自分の顔とその猿人・原人の顔を合成してくれます。なかなか面白いです。

 

途中子どもがお腹をすかせてしまったので、館内のカフェテリアで軽くスナックを食べさせました。お値段はちょっと高かったです。博物館を2時頃出て、いったんホテルに歩いて戻りました。チェックアウトは午前中に済ませていましたが、車と荷物をまだ預けていたので。

 

ホテルのすぐとなりにある「Shake Shack」で昼食にして、そのあと車と荷物を返してもらいました。「Shake Shack」のハンバーガーはやはり美味しいですね。もう一箇所か二箇所、「ロスト・シンボル」関連のスポットを見たかったのですが、すでに3時だったので諦めました。さようならワシントンDC

 

6時半頃、サービスエリア「James Cooper Travel Plaza」で休憩。昨日利用した「Clara Barton」とほとんど同じレイアウトだったので同じサービスエリアかと思ってしまいました。

 

行きと違って何度か渋滞があり、結局家についたのは8時過ぎでした。帰りはちょっと疲れましたが、仕方ないですね。

楽しかったので、また車での旅行を企画したいと思います!

こんにちは、らむだやです。メモリアルデー三連休の日・月を使って、車でワシントンDCへ一泊二日の旅行へ行って来ました。

 

日曜日の朝8時半頃、Eastchesterの自宅を出発します。天気は生憎の雨模様で、道中降ったりやんだり。結構な土砂降りだったエリアもありました。雨が強くなると運転も慎重になってしまいます。

 

NJ Turnpikeという道路を通って南に向かいます。この道路は、まっすぐが多くて快適に運転できます。サービスエリアが点在しているのも良いです。11時頃にサービスエリア「Clara Barton Travel Plaza」で休憩。ここが最後から2つ目くらいのサービスエリアだったでしょうか。トイレの近い長男が、思ったよりも長持ちしてくれました^^

 

今回はワシントンDCに直行するのではなく、アナポリス(DCまで40分くらいの都市)で昼食にシーフードを食べたいと思っていたので、そちらに向かいました。入ったのは、海沿いにある「Wild country seafood」。普通のレストランかと思って行ったんですが、店内にテーブルは無く、屋外のテーブルだけです。アナポリスに着いたころにはすっかり晴れていたので良かったですが、もし雨だったらちょっと困ったかもしれません(いちおう、パラソルが屋根になっていますが)。
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食べたのは、オイスターのフライと、季節限定のソフトシェルクラブのフライです。このソフトシェルクラブ目当てに行きました。オイスターも新鮮で良かったですが、やはりお目当てのソフトシェルクラブが美味しい!殻ごと食べても全くがりっとする歯ざわりはなく、カニの風味が楽しめます。子供にはクラブケーキのサンドイッチを食べさせたんですが、あまり喜んで食べてくれませんでした(もっぱら付け合わせのフレンチフライを食べてました。())。子供の残りを食べたらカニの味が口中に広がって、美味しかったですけどね。ビールが飲めればなお良かったのですが。

 

食後、すぐ隣のヨットアリーナを見ながら気分転換して、いざワシントンDCへ。まずホテルに向かいます。

 

ホテルは「Courtyard by Mariott Washington convention center」。部屋がキレイかとかではなく、立地だけで選びました。観光名所に近い、とても便利な場所にあります。我が家は行きませんでしたが、子どもが好きそうな「スパイ博物館」もホテルのすぐ隣にあります。

午後3時過ぎに着いて、最初に少し苦労したのは駐車です。バレットパーキング(Valet Parking)だということは事前に分かってたんですが、ホテルの敷地内に駐車場があるのかな、くらいに思っていたらそんなものは全く無く、ホテルの入口前の一般道路のごく狭いスペースに止めなくてはいけませんでした。反対車線から到着したので、いったんホテルを通り過ぎてぐるっと一周して、ようやく停めることができました。たまたま同じタイミングで別の宿泊客の車がなかったのでさくっと停められましたが、もしタイミングが重なってしまったらもうちょっと面倒そうでした。

この赤いコーンの手前に停めてバレットパーキングをお願いします:
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ちなみにバレットパーキングのお値段は147ドルです。高いですが、ワシントンDCではどこのホテルもそれくらいはするようです。車を預けたら、さっそくチェックイン。手続きはすぐ終わり、部屋に入れました。

 

一服した後、さっそく観光に出かけます。ホワイトハウスまで歩いて軽く眺めた後、有名なワシントンモニュメント、リンカーンメモリアルを回りました。歩くと思ったよりも距離があり、けっこう蒸し暑い天気でしかも途中から雨が降ってきたので意外と大変でした。
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リンカーンメモリアルの後ろにあるアーリントン記念橋も、ちら見しに行きました。
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私は「ダ・ヴィンチ・コード」が有名なダン・ブラウンのラングドン教授シリーズがなかなか好きで、その中の第三作「ロスト・シンボル」はワシントンDCが舞台です。


 

その序盤でアーリントン記念橋が出てくるので、どんな橋なのか見ておきたかったのです(ここは家族が疲れてて来たがらなかったので一人で行きました)。

 

帰りはもう歩かず、ウーバーでホテルに戻りました。少し休んだ後、軽くホテルの付近を散歩して、夕食はホテルの近くにある、「Legal Seafood」。7時でかなり混雑していたので、予約しておいて良かったです。

 

昼に引き続いて夕食でもソフトシェルクラブを食べようかと思っていたのですが(事前に、この店には置いてあるらしいとの情報を見ていました)、残念ながら「今日はたまたま無い」とのことでした。でも生ガキやロブスターが載ったシェルフィッシュタワーや、シュリンプ&ガーリックパスタなどを食べ、とても美味でした。子どもたちはそういう料理に興味がないため、パンとチーズバーガー、フレンチフライを食べさせておきます(笑)

 

2日目に続きます。


こんにちは、らむだやです。前回も書いたように私の趣味の一つはサッカー観戦なんですが、なかでも最も楽しく観ることができるのは英国プレミアリーグです。もともとはスペインのリーガ・エスパニョーラを中心に観ていて、リーガの、とあるクラブのファンなのですが、ファンであるがゆえに負けたときの精神的なダメージが大きくて、最近はそう気楽に楽しめなくなってしまいました。 

 

それに比べるとプレミアは、100%中立というわけではないものの、どっちが勝ってもそこまでのストレスを感じないため、素直にサッカーを楽しめます。もちろんサッカーのレベルは現時点でリーガと並んで世界最高峰ですし、加えてもう一つ良いことは、上位6チームの実力が比較的拮抗しているため、レベルの高いサッカーを楽しみたいため上位対決を中心に観戦しても、それなりの試合数を楽しめる点です。1シーズンに6✕5(ホームアンドアウェイ)=30試合ですかね、だいたい。 

 

さて、今日はその上位6チームの一角、アーセナルについてです。長年チームを率いてきたヴェンゲル監督の退任が決まり、公認はパリ・サンジェルマン前監督のエメリ氏になるようです。 

 

先述の通り、若い頃はリーガ中心に観ていたため、アーセナルが最も強かった時代(無敗優勝の年など)のヴェンゲルのサッカーをさほど知っているわけではありません。しかし、近年のサッカーを観る限り、比較的中立の立場で観ていても、アーセナルの試合は上位6チーム中、もっともストレスを感じるものであったと言わざるを得ません。 

 

ポゼッションを高めて攻撃的なサッカーを志向すること自体はなんの問題もありません。グアルディオラのマンCそうですし。しかし、マンCやほかの攻撃的なチームと違うと感じるのは、ボールの失い方が悪すぎる点です。せっかく自陣で相手のボールを奪って攻撃に転じようとしたときに、すぐにボールを奪い返されて再攻撃を食らうことが多々あるのです。特に、流れが悪くなるとその傾向が顕著になります。下位チーム相手ならともかく、上位対決だとこれは致命傷です。一旦流れが悪くなると、守っても守って二次攻撃、三次攻撃を食らう、、、これは観ていてストレスが溜まります。 

 

他のチームだとこの欠点をここまで顕著に感じることはほとんどありません。なぜ、アーセナルだけそうなのか。。。真因は分かりませんが、おそらくは流れが悪いときでもクリアして一旦切ることをしないで、無理につなごうとしすぎるからではないかと思います。また、そういう苦しいときにディフェンスを一枚剥がせる力のある選手が中盤にいないからでしょうか。いずれにせよ、近年のヴェンゲル・サッカーのリスク管理能力には大変不満を持っていました。攻撃の形自体はいいものも持っていただけに、なおさら残念です。エメリ監督に変わって、この部分が変わることを切に望みます。 

 

もう一つ、常々思うのですが、アーセナルは、選手が不必要に多すぎるような気がします。同じレベルの選手が多すぎると、選手層が厚いというよりは、出場機会が減ってモチベーションの維持が難しくなるような気がします。以前、マンCのグアルディオラ監督が、一軍の最適な人数は20人くらいと言っていた記憶がありますが(間違っていたらごめんなさい)、全く同感です。一方のアーセナルは、一人ひとりの選手にはあまりお金をかけないのに、選手数が多すぎて、結局コスパの悪い補強をしている印象を強く持っています。例えば、移籍金60億円の選手を一人取る代わりに、移籍金20億円の選手を3人取っているような。あくまで例えですが。 

 

というわけで、来シーズンに向けては、選手数を絞りながら適所での選手補強が必要と考えています。戦力的にアーセナルの弱い部分はどこなのでしょうか。中盤のレギュラー候補であるエジル、ラムジー、ウィルシャー、ジャカは、上述の通りディフェンスを剥がす力がそこまで高いとは思わないものの、パス能力の面ではクオリティの高さを感じます。中盤はアーセナルの強みであり、補強の優先順位が高いとは思えません。次に前線について、オーバメヤン、ラガゼット、ムヒタリアンがいますが、サイドアタッカーの選手がムヒタリアン以外いないように思います。サンチェスがマンUに移籍してしまったのは、返す返すも痛いですね。彼はサイドアタッカーも最前線もこなせる、現時点で世界最高の選手の一人だと思っていたので。誰か一人サイドアタッカーを補強したいところです。ちなみにウェルベックは、マンU時代から時々観ますが、いまだに持ち味がよく分かりません。まさに上述の通り、移籍金が安かったからといって、不必要な選手を増やしてしまった一例だと思っています。 

 

最後にディフェンスです。中央のコシエルニとムスタフィは個人的には及第点と思っています。左サイドはモンレアルとコラシナツ。モンレアルはどこが悪いというわけでもないですが、ぱっとしない印象です。もういい年ですし。コラシナツは移籍初年度の今年、期待通りの活躍とはいきませんでしたが、パッションを感じるし、期待込めてまずは彼に託す感じでしょうか。それよりなにより、私がもっとも疑問に感じているのが、右サイドのベジェリンです。バルサ下部組織出身で、抜群のスピードを誇る俊英、という触れ込みですが、、、正直なところ看板倒れだと思っています。スピードはともかく、攻撃に出たときのクオリティが低すぎるのです。いいところまで上がってはくるのですが、いかんせんクロスがしょぼい。今シーズン、まともなクロスをほとんど見たことがありません。一本でも得点につながるクロスを上げたのかい、と思ってスタッツを調べたところ、成功したクロス10本、アシスト3という数字が見つかりました。ゼロでは無かったようです。出場時間3,000分強なので、300分に一度、クロスが成功して、1,000分に一度、アシストしたことになります。ゼロではないですが、あまりいい数字とも思えません。 

 

ただそれだけだとフェアではないので、スタッツでサイドバックの横比較をしたいと思います。同じチームの左サイド、コラシナツと、ビッグ6の他チーム右サイドと比較してみました。ベジェリンは4バックの時はサイドバック、3バックの時はサイドハーフなので、なるべくその役割に合わせたつもりです。 

 

 

チーム 

サイド 

出場時間(分) 

クロス 

クロス成功率 

アシスト 

ベジェリン 

アーセナル 

 

3,051 

64 

16% 

3 

コラシナツ 

アーセナル 

 

2,152 

42 

14% 

4 

アーノルド 

リバプール 

 

1,575 

102 

17% 

1 

バレンシア 

マンU 

 

2,743 

79 

18% 

1 

トリッピアー 

トットナム 

 

1,914 

122 

19% 

5 

ウォーカー 

マンC 

 

2,787 

56 

9% 

6 

モーゼス 

チェルシー 

 

2,119 

90 

21% 

3 

 

こうして見ると、思ったほど悪くはない印象とも言えますが。。。マンCのウォーカーは6アシストとさすがです。クロスとクロス成功率は低いですが、彼は3バックの時サイドハーフでなく右バックを担当するので、その要因もあると思われます。一方でチェルシーのモーゼスは3バックのサイドハーフなので、攻撃面のスタッツは有利に出ていると思われます。ウォーカーの後釜でトットナムのサイドバックを担当するトリッピアーとの比較では、だいぶ負けています。アーノルドやバレンシアとはいい勝負ですが、アーノルドはまだ19歳、しかも前線には今季無双だったサラーがいて、アーノルドの攻撃の重要性がそこまで高くはなかったとも言えます。バレンシアはかつてウィングからコンバートさ攻撃力が持ち味のサイドバックとなり、私も良い印象を持っていますが、彼も32歳になり、少なくとも攻撃面ではあまり違いを出せなくなってきましたベジェリンは、そういったプレイヤー良くてどっこいどっこいだったという感じです。 

 

振り返ってみると、伝統的に私はアーセナルの右サイドバックにストレスを感じることが多かったです。ベジェリンの前に数シーズンレギュラーを張っていたサーニャも、何が良いのかさっぱりわかりませんでした。その更に前のレギュラーだったエブエにも毎試合ストレスを感じていました。おそらく、私が攻撃センスを重視する一方でヴェンゲルはサイドバックのフィジカル重視なのかな、と推察はしますが、それにしてもフィジカル面でもさほど彼らに良さを感じたことがないので不思議です。左サイドバッククリシーやアシュリー・コールなど、良い選手も多かったと感じるだけに、なおさら謎です。 

 

話を戻すと、ベジェリンはまだ若いだけに成長の余地も大きいとは思うものの、今季のプレーを見る限り、右サイドバックに即戦力を補強してほしいと切に望みます。 

 

ゴールキーパーは、チェフはもう年なんでしょうか。彼の過去数年の貢献は絶大だったと思うのですが。補強すべきかどうか、判断しかねます。 

 

まとめると、サイドアタッカー一人と右サイドバックが私の提言する補強ポイントです。どうなるか見てみましょう。まあ、期待通りの補強がなされたとしても、他のビッグ6と選手のクオリティで肩を並べるとまではいえないと思いますが(特に、マンCとは)。。。エメリ監督に期待するものの、プレミア優勝は遠そうです。 

こんにちは、らむだやです。

 

私の趣味の一つはテレビでのサッカー観戦です。日本にいた時は、スカパーやスポナビを経て、最終的にはDAZNに辿り着きました。携帯がドコモだったので割引料金が適用でき、海外サッカーからJリーグまで観ることができて大変便利でした。欧州チャンピオンズリーグだけはスカパーでしか見られなかったので、決勝トーナメントの時期はスカパーも併用していましたけどね(2018-2019シーズンからチャンピオンズリーグもDAZNで観ることができるんですかね。良いですね)。

 

さてDAZNはてっきりアメリカの会社だと思いこんでいたので、ニューヨークに来てからもDAZNを使えばいいやと思い込んでいたのですが、、、大きな勘違いでした!どうもイギリスの会社らしく、しかもアメリカではサービスを提供していませんでした。

 

というわけで、サッカー観戦するためのプラットフォームを一から探し直すハメになりまして、いろいろ調べた結果、辿り着いたのがFUBOでした。FUBOは、毎月34.99ドルの定額制で、サッカーや野球やその他スポーツに加えて、映画やドラマも見られるというサービスです。サッカー以外は正直全く見ていないのですが、サッカーについて言えば、欧州チャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラなど私が見たいコンテンツは一通り揃っています。独自に編集したり解説を加えたりしているわけではなく、各種チャンネルで放映されている番組を、そのままかき集めてきているようです。

 

なお話は逸れますが、Jリーグはこの国ではほぼ観られないですね。日本のDAZNと契約してVPNとかを使えば観られるかもしれませんが、そこまでする気はまったく起きません。日本語放送のTV Japanで一回だけ放映を発見したので観ようとしたところ、我が家の地域ではハイビジョン未対応のため画像が悪く、目が疲れて途中で諦めました。

 

さてFUBOに話を戻すと、日本のオンデマンドサービスの常識からするとちょっと理解に苦しむ作りになっています。その一つは、、、録画を観るためには事前に予約する必要があることです!、、、いや正確に言いますと、録画しなくても、観られることは観られます。しかし、録画をしていないとどういう訳か早送りができないのです。したがって、試合がすでに終わってから観るにも関わらず、番組開始からキックオフ前の10-20分を飛ばすことができず、ハーフタイムも同様です。私のように、基本的に観戦する人間にとって、早送り不可はありえないので、事前に調査して予約しておくことが必須となります。ちょっと面倒です。それにしてもなぜそんな作りなんですかね?番組を供給してくれている各チャンネルとの契約の問題なんでしょうか。。

 

もう一つは、番組がときどき間違っていることです!例えばプレミアリーグの例で言うと、「マンチェスターC vs リバプール」を録画しておいて、子供が寝た後でいよいよ観ようとしたら、、、録画されていたのが「マンチェスターU vs ウィガン」だった、的なことがごくたまにありうるわけです。この半年間ですでに数回は経験しました。これが、FUBOの登録ミスなのか、元チャンネルのミスもしくは放送予定変更なのかは不明です。しかし、楽しみにしていた試合をいざクリックして開けたら違う試合だと判明した時ときたら、もうテンションがた落ちです。こんなことは日本では一回もありませんでした(多分)。なんとかならないんでしょうかね。

 

なお、上記の2つに比べるときわめて些細な問題ですが、特にリーガ・エスパニョーラのゲームの場合、英語放送とスペイン語放送の2種類が用意されていて、別に番組ごとに何語かが明記されているわけではないので、時々間違えてスペイン語放送を録画してしまいます。基本的にチャンネル名で言語を判別する必要があり、だいぶ慣れてはきたもののときどき間違えます。別にスペイン語でも放送されるサッカーに違いはないので別に良いんですが、やはり英語放送の方が解説の意味も分かるし勉強にもなるので、スペイン語だと分かるとちょっと残念な感じです。

 

なおサッカー観戦は(このブログを書いているのと同じく)Chromebookを使っています。おそらくAmazonFireStickを使えば(かつAmazon USに同期されていれば)テレビでも観られるのですが、我が家のFireStickAmazonジャパンに同期されていて、簡単にUSとジャパンを行ったり来たりできるわけでもないようなので、いまのところUSに切り替える決心も、もう一台FireStickを買う決心もできておらず、テレビでは観ておりません。

 

なんだかんだ文句ばかりになってしまいましたが、他に代替策も無いため、それなりにFUBO重宝しています。そういえば、もうじき始まるワールドカップ ロシア大会はFUBOで観戦できるのでしょうか?気になります。 


2019/7/22追記:

いつからだったか忘れましたが、数か月前から値上がりして、毎月44.99ドルになりました。個人的にこの価格はちょっと高いなという気がするので、2018-2019シーズンも終わりコパアメリカも終わったことだし、このタイミングで解約することにしました。別のサッカー観戦手段を鋭意検討中です。

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